ランディングページ の5つのメリット と2つのデメリット
ランディングページってご存知でスカ?
こんにちは、まさやです。前回、コーポレートサイトについて紹介しました。
Webサイトって、コーポレートサイト以外に何があるの?ランディングページってよく聞くけど、よくわからない…
ランディングページを作っている人がいるけど、どんな意味があるのだろう…
ランディングページについて、もっと詳しく勉強したい。そんな人のために、今回はランディングページについてまとめました。
ぜひ最後まで読んでください。
ランディングページとは?
ランディングページとは、広告のリンク先のページで最初に表示されるページ
「広告のリンク先ページで一番最初に見るページ)」がランディングページです。例えば、広告をクリックしたときに表示される、1枚の縦に長いWebページを指します。
ランディングページという名前が付けられているのか?と疑問に思う人もいると思います。
ランディング(Landing)は英語、「着地、着陸」という意味です。飛行機の着陸をイメージすると理解しやすいです。「ランディングページ(着陸するページ)」=ユーザが最初に到達するWebページ」なのです。
もしイメージしにくい場合には、Yahoo!のトップページやYouTubeなどに表示された気になる広告をいくつかクリックしてください。そうすると、「企業の公式サイトとは、別に用意された広告専用のWebページに移動します。これが「ランディングページ」です。
ランディングページの略はLP(エルピー)
ランディングページ(Landing Page)は、LP(エルピー)と略されることもあります。ランディングページより、LP(エルピー)と略す方がWeb制作の現場では、多い印象です。覚えておきましょう。
LP(エルピー)の他の略し方として、ランペと呼ぶ人がいるので、そちらも注意が必要です。
成約率を上げるためにランディングページを作る
ランディングページは、売上を向上させることが最も重要な要素です。なぜなら、広告のリンク先ページで一番最初に見たページの出来栄えが「商品を買うか/買わないか」を左右するからです。
アピールしたい商品・サービスの訴求を行います。コンバージョン(購入・申込み・資料請求などの行動)をランディングページ上で促します。
LP(ランディングページ)の目的は、お問い合わせや資料ダウンロード、お申し込み、会員登録、アプリダウンロードなどの「成果」に誘導することです。そのためページの中身は、上記のユーザ行動に必要な情報のみに特化し、離脱を防ぐために他のページへのリンクは貼らず、1ページ内で情報をまとめます。
集客方法としては、ディスプレイ広告や動画広告、SNS 広告などの Web 広告からの流入が大部分です。広告で狙ったキーワードに関する詳細情報を LP(ランディングページ)にまとめ、CV (コンバージョン:商品購入や、サービスの利用、会員登録など) に繋げます。Web サイトのように、オーガニック検索での流入はほとんどないため、SEO 等は気にせず作成することが多いです。
補足:広義では広告以外の飛び先もランディングページと呼ぶことがあります
ここでひとつ補足します。広義では、ランディングページという言葉は広告以外の飛び先も示します。
よくあるケースが、オウンドメディアが運営しているブログです。商品・サービスの訴求ページへオウンドメディア各記事からリンスさせる場合があります。
公式サイトの既存ページにリンクさせるのではありません。Webページを商品販売専用で1枚制作した場合、それもランディングページと呼ばれることが多いので、あわせて覚えておきましょう。
「ユーザの成約率を上げるために作る1枚のWebページ」という点が広告・内部リンクに共通するのです。
ランディングページの5つのメリット
ランディングページには、メリットがたくさんためを制作します。今回は、ランディングページを制作する5つのメリットをご紹介しましょう。
メリット1:お客様に対して店員が接客する
1つめのメリットは、お客様に対して店員が接客するように、「1ページ完結の商品の販売が可能になる」ことです。
LPはコンバージョン(CV)を得ることに特化して情報をコンパクトに集約しています。そのため、興味・関心を持ったユーザに適した内容となっています。ターゲット層やニーズを想定できることから消費者心理に沿った内容を制作しやすいです。さらに、CV率を高められることがメリットです。
実際の店舗での販売に例えるなら、お客様が来店したとき、お客様に寄り添って店員が接客するイメージ。接客担当のようにお客様の悩みに答える店員の役割を担うのが、ランディングページです。
丁寧で分かりやすい接客ができるようなランディングページを作成しましょう。そうすることにより、お客様を逃すことなく強力なクロージング(コンバージョンに結び付ける)が可能です。
メリット2:離脱者が少ない
3つめのメリットは「離脱者が少ない」ことです。
ランディングページの特徴は、リンクを設けないため、離脱者が少ないことです。公式サイトではサイト内を移動しているうちにリンクや戻るボタンから他サイトへ離脱します。一方で、ランディングページは、比較検討の迷いが生じにくくいです。なぜなら、売りたい商品を1つに絞って紹介しているためです。そのため、離脱者を最小限度に抑えられます。
メリット3:理想的な順番で情報を伝えられる
3つめのメリットは「理想的な順番で情報を伝えられる」ことです。
公式サイトでは、サイト内をユーザが順序関係なく好きなように遷移して情報収集できます。そのため、企業の意図どおりに魅力を訴求することが難しいです。なので、コンバージョンに結び付けられない非常に難しい状況です。
一方で、ランディングページほかのページに遷移しません。1ページ完結型です。上から順番に、訴求内容を見ていきます。
LPは縦長の1ページで構成されます。ページを見てもらうことで、
・「こんなことで悩んではいませんか」
・「この商品の良いところは○○」(解決策をアピール)
・「今だけ限定」(購入の後押し)
などのように、制作者の意図に沿って、理想的な順番で注意や興味を高める情報を伝えられます。
メリット4:ブランドイメージを守れる
2つめのメリットは「ブランドイメージを守れる」ことです。
ブランドサイトで「セールスして、コンバージョン率を上げたい。」とセールスページを作成して、大規模な施策をやったとします。そうすると、公式サイトで押し売りしているみたいになって、ブランドイメージが崩れてしまいます。
一方で、インターネット上の訴求でセールスの施策を何もやらないとします。そうすると、ブランドイメージを忠実に守ります。しかし、肝心の売上が上がらない現実が起こります。
そこでランディングページを使います。ブランドサイト・公式サイトではブランドイメージ重視の訴求を貫きます。公式サイトとは別に、ランディングページを作成します。作成したランディングページではセールスに振り切った訴求をするのです。
ランディングページは、基本的に広告などから遷移した特定のユーザにしか触れられないのです。そのため、強いセールスのページにしたとしても、ブランドイメージへの影響は少なくなります。
ゆえに「ブランドイメージを守れる」のです。
メリット5:広告(流入経路)ごとに訴求内容を変えられる
5つめのメリットは「広告(流入経路)ごとに訴求内容を変えられる」ことです。
ランディングページは、yahoo広告,YouTube広告など広告(流入経路)ごとに何パターンでも制作できることです。
例えば、広告を表示させる相手を30代女性と設定して出稿した広告では「30代女性の方へ!」と表示させます。また、広告を表示させる相手を40代女性と設定して出稿した広告では「40代女性の方へ!」とします。このように、ランディングページは、広告の設定によって、使い分けが可能です。
各広告(流入経路)ごとのユーザがどれくらい遷移したなどの分析します。なぜなら、ランディングページをより良くするためです。そうすることにより、コンバージョン率は大幅にアップするのです。
ランディングページの2つのデメリット
次に、ランディングページを制作するデメリットを2つご紹介します。 デメリットにランディングページは運用するノウハウが必要である。立つ寝るデメリットとして挙げられるのはランディングページは運用するノウハウが必要であることです自分ページは一度使うから補給してそのままにしているものではありません運用して更新していく必要があります
デメリット1:制作コストがかかりすぎる
一つ目のデメリットとして挙げられるのが、「制作コストがかかる」ことです。
無料で作る人もいます。しかし集客できるランディングページを作るためには、それはそれなりの知識が必要です。ランディングページが商品販売などのコンバージョンに結び付けます。なので、ユーザが押したくなるボタンを作る・共感するキャッチコピーを書くなど、さまざまな要素を1ページに凝縮しなければなりません。
本当に効果の出るランディングページを作るためには、キャッチコピー・UX・UIの知識が凝縮しているため費用がかかります。制作コストがかかることを知っておきましょう。
デメリット2:ランディングページの運用するノウハウが必要である
2つめのデメリットは「ランディングページの運用が必要である」ことです。
ランディングページが完成したからといって喜んでいる場合ではないのです。一度作ったら放置するのではなく、運用する必要があります。具体的には、どれくらいのユーザがLPに到達して、どれくらい商品が売れたなどの効果検証を行います。その数値によって、適切な改善を施したり、必要に応じて掲載情報をアップデートしたりといった作業が発生します。作ったら作りっぱなしでは意味がありません。
ランディングページ運用の担当者をおいて適切な運用をしないことにはランディングページの成果が出ないことは、知っておきましょう。
広告の運用結果と合わせた分析から得られます。効果検証などランディングページを制作した後でもやるべきことが数多くありただ作るだけではないということを覚えておきましょう。
ランディングページ制作を作る2つの理由
費用と人材がランディングページを制作して運用するためには、必要です。しかし、費用と人材を使って、見合ったランディングページが作成できれば、得られる利益と売上は大きくなります。
Web上で自社の商品・サービスを提供しているのでしたら、ランディングページ制作を作るべきといえます。その理由を2つ、ご紹介しましょう。
(1)質の低いランディングページだと集客できない
1つ目の理由は「質の低いランディングページだと集客できない」からです。
広告などから、ユーザが最初に着く場所がランディングページです。最初に見たものが、ユーザをがっかりさせてしまうこともあります。そうすると、すぐに離脱させてしまいます。すぐに離脱されてしまうような、質が低く、がっかりしてしまうページだったなら、集客できません。
SNS集客や広告に投資しているにも関わらず、質の低いランディングページを使い続けていることは非常にもったいないです。集客したいのなら、最優先で取り組むべきが、質の高い・接客能力の高いランディングページを作ることです。
(2)ランディングページによって売上増が可能
2つ目の理由は「ランディングページによって売上増が可能」だからです。
ランディングページは、商品を買ってもらうなど・ユーザに購買行動を起こさせることです。つまり、ランディングページを制作し改善することは、到着したユーザの商品の成約率の上昇につながります。
質が高いと言われるランディングページを作る5つのポイント
質が高いと言われるランディングページには決まった型があります。「成果が出やすい型」を知っておくことをお勧めします。
ここでは、質が高いランディングページの型で重要なポイントを5つご紹介していきます。
(1)ファーストビューの印象を強くする
1つめは「ファーストビューの印象を強くする」ことです。ファーストビューはページに到着したときに、画面に最初に表示されるページ上部を指します。
ランディングページで商品を買ってもらうために必要なことは何だと思いますか?
それは、ページから、すぐに離脱されないことです。
人間は、見たものを約3秒で「見るべきかそうでないか」判断しているといわれます。
その意味では、最も重要なポイントが画面に最初に表示されるファーストビューなのです。
3秒というわずかな時間でユーザに「このページは自分が見るべきページだ。」と判断してもらうためには、「わかりやすいキャッチコピー」と「商品の魅力がわかるメインビジュアル。」の2要素がファーストビューで重要となります。
(2)利用者の声・FAQで不安や疑問を解消する
2つ目は「利用者の声・FAQで不安や疑問を解消する」ことです。
質が高いランディングページを作るコツは、お客様を接客することを目指すことです。具体的には、1ページ内に必要な情報をわかりやすく、もれなく、ダブりなく掲示することです。
具体的に配置すべき情報は、扱う商品・サービスによって異なります。なので、お客様の不安や悩みなど商品販売の妨げる不安・疑問を排除する必要です。そのため、お客様の不安をランディングページ内で解決できるように構成しましょう。
具体的には、利用者の声(お客様の声・導入事例)やQ&Aです。なぜなら、ユーザが商品を使用した後のイメージがつきやすいからです。
そのため、必ず掲載したいコンテンツです。
(3)顧客視点で商品・サービス説明を行う
3つ目は「顧客視点で商品・サービス説明を行う」ことです。
ベネフィットとは、「その商品・サービスを利用することで、顧客が得られる利益」を指します。
ファーストビューで興味を持っていただけたユーザに向けて、商品・サービスを提示していくのです。さらに、ここで重要なのは「顧客視点のベネフィット」→「商品のスペック(特徴・性能)・機能」の順に説明することです。
例を挙げると、「国産レモン由来の成分使用の美容液」という商品があったとしましょう。
「国産レモン由来の成分使用!」と大々的にアピールしても、商品の販売にはつながりません。なぜなら「国産レモン由来の成分使用」であることは、商品の特徴的な成分の説明であって、顧客が商品から得られる利益(ベネフィット)ではないからです。
このケースでは、国産レモン由来の成分使用によって顧客が商品から得られる利益(ベネフィット)から説明するのが正解です。例えば「栄養成分が体に吸収されやすい!」といった具合です。
まずは顧客にとって商品から得られる利益を提示します。うえで、「その理由は〜」と根拠となる特徴を説明するのです。そうすると、説得力が高まり、成約率の向上につながります。
例えば、「栄養成分が体に吸収されやすい美容液です。その理由は、自社独自の国産レモン由来の成分使用です。」と説明されると、ユーザは納得しやすいのです。
(4)機会損失を防ぐページ内フォーム
4つ目は「機会損失を防ぐページ内フォーム」です。
ユーザが少しでも「買わない。/申し込まない。/聞かない。」から少しでも態度を変えた瞬間を逃さないことが、ランディングページでは大切です。
そのためには、商品購入に必要なユーザの手順を1つでも少なくする必要があります。1回答・1クリックでも少なくする工夫をしましょう。
具体的には、ランディングページのページ内に設置された申込みフォームの内容です。そうすると、ランディングページ内で申込みが可能になります。
なぜなら、ランディングページから申込みページに選択項目・記入項目が多いと、記入しているときに離脱してしまう人もいるからです。また、申込みページを別ページにすることにも注意が必要です。ページに遷移している最中に離脱してしまうこともあるのです。
(5)サイトのスピードをあげる
サイトにつながるのが遅くて、買う気が失せた経験はありませんか?
サイトの速度は非常に重要で3秒違うだけで、50%の人が離脱してしまうというデータもあります。
以上が、質が高いと言われるランディングページを作成するための5つのポイントとなります。
また、ランディングページの構成は商品・サービス販売など目的によって変わってきます。
ランディングページ制作するときの2つの注意点
ランディングページを制作するときに、注意したい点を2つお伝えします。
法律違反になる可能性がある
1つ目は「法律違反になる可能性がある」ことです。
ランディングページは、知る人ぞ知る人しか知らない閉ざされた場所で運用されがちです。そのため、薬機法などの規制の対策、認識が甘くなりがちです。
公式サイトの内容とランディングページの内容を比較します。そうすると、ユーザに商品の魅力を伝えようとするあまり、法的に違反ギリギリのところまで踏み込んだ内容を提供している企業も多く見られます。
しかし、法律は、紙のチラシであっても、webページであっても同じです。ルールを守ることは大切です。倫理観という意味、企業のイメージを守るためにも注意しましょう。
注意したい法律を以下に書きます。
- 不当表示、誇大広告、有利誤認、優良誤認などの景品表示法
- 健康食品、美容商品、化粧品などに対する薬機法
- 著作権
- 肖像権
- 商標
- その他、扱う商品・サービスに関わる各種法律
“商品の価値”を上げる
2つ目は「“商品の価値”を上げる」ことです。
「商品が売れる質の高いランディングページ」のポイントを理解すると商品が売れるようになります。魅力的に見せられるため、商品・サービスの成約が可能です。
しかし、ランディングページがどれだけキレイに作れたとしても、売れてもクレームにつながります。
必要なのは、取り扱っているサービス・商品が本当に高い価値があるのか。本質的な「“商品の価値”を上げる」ことを忘れないことが重要です。
商品・サービスの質、“商品の価値”を上げる努力も忘れずに続けていきましょう。それと同時にランディングページをより良いものへ更新し続けます。そうすれば、「質の高い・販売につながるランディングページ」が完成します。
まとめ
ランディングページ(LP)とは広告で最初に到着するページのことです。商品の成約率などのコンバージョン率を最大化するために作ります。ランディングページは売上につながります。そのため、商品販売などのWeb施策のなかでも最も重要です。
ランディングページを制作するうえでは、法律違反に注意すること、商品・サービスの質、“商品の価値”を上げる努力も忘れないことに気をつけてください。